20代男子のバンコク就活体験記

ごあいさつ

タイで生活を始めてみると、時間が経つのが早く、初心を忘れてしまいそうな今日この頃。
どうも、けんです。
バンコクで就活をしたのは2019年の2月でした。同年4月に入社したので、ちょど就職して1年が経過いたしました。
今回は自分の備忘録も兼ね、私がバンコクで就活をしていた際のお話をしたいと思います。

なぜバンコクで仕事をしようと思ったか

これはもう「何となく」でした笑
バンコクには就職する前に何回か旅行等で来たことがあり、「あったかいし、日本人も安心して暮らせそう!」と思ったからでしょうか。
タイ語が話せないので、街では言葉はほぼ話が通じませんが、何だかんだ1年間何事もなく暮らしています。
これと言って大きな動機があったわけではないのですが、アジア圏では比較的仕事を探しやすい国ではあるかと思います。何となく海外で仕事してみたいな、と思っている人にはオススメの国だと思います!

私の経歴

仕事を探すにあたり重要になってくるのは、自分にどのようなスキルがあるのか、どんな職種を希望するか、になります。
ここで私の経歴を軽くご紹介します。
私は4年制大学を卒業後、国内の2年制大学院にそのまま進学し卒業。
大学院卒業式直前の2月から就活を始めました。社会人経験はなく、いわゆる大学院卒の新卒状態
専攻は大学からずっと日本語教育でした。ですが希望職はあくまで「日本語教師以外」笑(日本語教師の求人の探し方も後半に少し書きますね
日本語教師以外であれば職種は問わず、週休2日で接待などはあまりなく、ビザの手配をきちんと行ってくれる会社を希望していましたが、
これまで日本語教育しか専攻していなかった私はそれ以外の専門知識は皆無。
英語はTOEIC700点程度。タイ語は全く話せない。このスペックからの就活開始でした。
自分の専攻以外の分野で秀でた能力を持ち合わせていなかったため、他業種の就活となり
かなり絶望的なスタートでした笑

バンコクでの仕事の探し方(就活時期)

私が仕事を探した際は、バンコクに拠点のある転職エージェントを利用しました。
日本のように新卒一括採用の制度はないので、国全体で決まった採用時期等もありません。就職したい時期の1−2ヶ月前から就活を始め、採用されたら1−2週間後には働き始めるのが一般的なようです。
仕事の探し方としては以下の方法があります。

・転職エージェントを利用
・バンコクのフリーペーパーの求人をから探す
・バンコクの掲示板から仕事を探す
・人のつてを頼って会社を紹介してもらう

あくまで私個人の意見ですが、「エージェントの利用」が一番手堅いと思います。
フリーペーパー・掲示板からの求人応募は、どこの誰とも分からない会社からの求人も多く、ビザの発給もグレーな会社も多い印象でした。
転職エージェントはバンコクの場合は、JAC,Adeco,カモメアジア転職,等でしょうか。
そのほかにも色々なエージェントがありますが、1、2社登録すればいいかと思います。(沢山のエージェントに登録しても、紹介される求人が被ってくるようです。

求人の多い職種

紹介されるのが一番多かったのは「営業職」でした。
続いて飲食店マネージャー、秘書・事務職というイメージ。
これは私が職種をこだわらなかったため、何でもとりあえず紹介されていたのだと思いますが、それにしても様々な業界の営業職の求人がとにかく多かったです。
また、私は日本のエージェントをりようしていたため、このような求人でしたが、外資系の企業を利用した場合は、また違った求人もあるかもしれません。
営業、飲食店マネージャーについては、経験者であれば内定獲得がかなり有利になると思いますが、私のような新卒にはかなりハードルの高い職でした。
そもそもの前提として「転職」する人を採用したいという企業側の思惑もあり、思うように内定をもらえませんでした。

語学力

これは当たり前ですが、色々な語学力があった方がもちろん有利です。
特にタイで就活をするなら英語はマスト、タイ語もできた方が有利です。(企業との面接の時に「タイ語はできますか?」と必ず聞かれます笑)
英語力についても、高いに越したことはありませんが、「語学力不問」という求人も多く、意外と英語なしでも問題ないのかもしれません。
ただし、英語、タイ語共にできない場合、会社外の日常生活でかなり不便かとは思います

給与

これは新卒の私の感覚ですが、月給およそ5万から7万バーツの求人がほとんどです。(7万バーツの求人は少ないかな。。。)
営業職でインセンティブ制という企業であれば給与も青天井かもしれませんが、普通の職種だと7万バーツが限界かな。というイメージ。
タイ政府が外国人労働者の最低賃金んとして定めている額が5万バーツなため、それ以下の給与というケースはあまりありません。
(例外あり。後に語ります。)

私の就活体験談

私は大学院卒業を控えた2月の春休み期間1ヶ月間の間にバンコクに滞在し、4社程度面接を受けました。
その1年ほど前に転職エージェントに数社に連絡をしたのですが、「まだ学生1年間するなら、就活時期は今ではない」と言われ、この時期まで待ってました。
転職エージェントとして、JACとAdecoに登録をしましたが、どちらも「転職」を専門にしているエージェントのため、未経験や新卒向けの求人はそこまで多くありません。事実JACからは、「紹介できる職はありません」と断られる始末笑
私のスキルと経歴のなさが原因なので何も言えません。。
それにこんなところで折れてもいられません。

「4社しか受けてないの?少なくない?1ヶ月いたんでしょ?」と思われるかもしれませんが、これは面接に進むまでの過程で書類選考で落ちた結果なのです。
内定までの流れは

1.エージェントから企業をたくさん紹介してもらう
2.自分の興味のある会社にアプライしてもらう
3.企業がOKくれたら面接を設定してもらい、面接
4.内定

となります。
ですが、新卒の私は2番で、そもそも企業から選ばれないのです笑
そもそも1番で選り好みでもしようものなら、面接なんて一生たどり着けなかったかもしれません。
(それでも「これはちょっと。。」と思ったらそこは正直にエージェントに伝えた方がいいです。入社後大変なことになってしまいます)
面接をしてくれる会社も全て「既卒経験者を優遇、新卒も検討は可」のようなスタンスなので、エージェントの担当者からも「とにかくフレッシュさと、環境への適応能力の高さ、柔軟性をアピールしましょう!」と言われ、言われるがままに就活。

また、実はエージェント以外に、一件だけ掲示板から応募して面接に行ったのですが、面接で「ゴルフできる?お酒強い?週末勤務とかもあるけど体強い?」など、もう恐ろしい事ばかり聞かれる始末笑
それ以降は怖くて掲示板には手を出せなくなってしましました。
(自分としては掲示板の中でも信用できそうな企業を選んだつもりだったのですが。。)

私は現地に1ヶ月滞在するとエージェントに宣言して、その間に就活をサポートしてもらいましたが、私の同僚で就活していた方は、スカイプ面接で内定をもらったという方もいらっしゃいました。
現地に行って直接会社に出向ける環境の方が企業に熱意は伝わるかもしれませんが、海外にくる時間がない場合はスカイプ面接で日本にいながらも職を得ることは可能です。

おまけ

ちなみに、私は日本語教育専攻で日本語教師を目指していたのですが、現在バンコクでは日本語教師はしていません。
なぜかというと、「給与が安いから」です。
上で、タイ国内で外国人を雇用する場合の最低賃金は5万バーツ以上と書きましたが、例外の職種も設定されており、外国語教師という仕事もそこに含まれます。(ホテルなどのサービス業もここに含まれるよう)

最後に

バンコクで就職活動体験についてシェアしてみました。
新卒でも内定を勝ち取ることはできます!とりあえず前向いて、色々な情報を見ながら突き進んでみることが大切です。
私のように新卒でいきなり海外に来てしまう方も少ないかもしれませんが、参考にしてみてくだいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です